今日は、出店ブースで見つけた珍しいものを、ご紹介します。
●三井化学 Well Plate “InnoCell” 5号館 14-48
O2を通すフィルムを底に貼ったプレート。プレートの底が、O2を通す。 V底プレートでもO2を通すのは珍しい。透明プレートでもフィルム底なのは、珍しい。
●タカラバイオ mRNA合成キット 5号館 14-10
mRNAって、合成できるんですねぇ。作りたいmRNAを設計して、それに合ったプラスミドを作って、それを入れたチューブ内でRNAポリメラーゼを使って合成するらしい。新型コロナワクチンを接種して、mRNAに親近感を覚えるようになりました。
●Iwatani(イワタニ) SONYのセルソーター 5号館 14-6
大きな細胞(例えば、100um)もソーティングできるのが、珍しい。Iwataniは、紀ノ岡先生の、細胞製造コト作りにも貢献しているとのこと。
●RICOH(リコー) mRNA開発製造受託サービス 5号館 13-30
リコー傘下のElixirgen Scientificによるサービス。Elixirgen Scientificは元々米国の会社だったけど、そちらはiPS細胞の培養に特化し、Elixirgen Scientific Japanは、mRNAの開発製造に、軸足を置いているそうな。日本での活躍に期待。
●HACARUS 診断支援AI 5号館 13-51
細胞診断で、お医者様が注目すべき領域を色分け表示。AI支援で、医療費が安くなれば、と期待するのは私だけか。
●Noritake、橋本電子工業の「リポソーム自動製造装置」 4号館 B-11
化粧品材料や、核酸医薬のDDSの騎手リポソーム(Liposome)。(注:リボソーム(Ribosome)とは全然、別の物)。リポソーム(Liposome)を自動で作る装置! 作ったリポソームの中にどうやって薬効成分を入れるのだろう? 聞いてみたら、薬効成分が入った溶液の中でリポソームを作るとのこと。質問した私が恥ずかしかった。
●YOKOGAWA ELECTRIC 1細胞内のオルガネラを、吸い取る装置 “SS2000″ 5号館 12-29
こんな装置があるんやー。 細胞内を共焦点顕微鏡でZ方向スライスしながら観察。専用ガラスチップを細胞に挿入し、細胞内のオルガネラ(例えばミトコンドリア)を吸い取る。ガラスチップの先端の内径は3μm、5μm、8μm、10μm !!!。どうやってそんなガラス針を作るのだろう? えっ、そっちかい!
●SCREENホールディングス、AFIテクノロジー 5号館 14-37
ラベルフリー細胞分離分析システム ”ELESTA CROSSORTER”。この装置は、マイクロ流路チップ、誘電泳動の原理で、細胞をダメージレスで、分離するそうな。純国産イメージャーの新製品 “Cell3iMager NX”も展示。何やらすごいらしい。
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