ツムリーニョ

雑感、その他

高分子医薬を脳に届ける技術

アルツハイマー型認知症に対するレカネマブなど、脳の病気に関係する抗体医薬が目立つようになってきました。しかし、静脈から点滴で投与した抗体医薬の分量の約0.1%から0.5%しか、脳に入っていかないそうです。これって逆に言えば、脳に対する抗体...
雑感、その他

アルツハイマー型認知症の薬「レカネマブ」

アルツハイマー型認知症の薬として、エーザイとアメリカのバイオジェンの「レカネマブ」が、2023年1月にFDAによって迅速承認されたこと(資料(1))は記憶に新しいと思います。そして2023年6月10日、完全承認に向けて動き出しました(参考...
雑感、その他

mRNAは遺伝子のコピー?

いろいろなメディアで、mRNA(メッセンジャーRNA)は「遺伝子のコピー」だと、記述されています(例:資料(1))。はたして、mRNAは「遺伝子のコピー」なのでしょうか?(ここでは、mRNAは、ヒトなどの真核生物のmRNAを指すものとしま...
相分離生物学

P-body、mRNP

今回も、前回に引き続き、相分離にまつわる事、そして、以前からテーマとして多く取り上げているmRNAにも関係していることを、というわけで、P-bodyとか、mRNPを、テーマにしたいと思います。そして今回も、メモ書きの羅列となってしまうこと...
相分離生物学

天然変性タンパク質

私が先日、青天の霹靂を経験したのは、「天然変性タンパク質」というものでした。今回は、それをテーマにしたいと思います。今回は、私の、あまりにも不勉強であったために生じたことですので、わかりやすく説明するにはほど遠く、そのため、メモ書きの羅列...
相分離生物学

ミクロの世界は別世界

脂質二重膜で包まれた、細胞サイズ(直径:数10μm)の中は、別世界だそうです。そんな細胞の中は、タンパク質やRNAといった分子量が大きい物質(高分子物質)が均等に溶けている水溶液、というイメージがありました。そしてタンパク質は、折りたたま...
千里ライフサイエンスセンター

相分離生物学

先日、千里ライフサイエンスセンターに、「相分離がもたらす医療・創薬の新展開」というセミナーを聞きに行きました。以前から「相分離」というものがどういうものなのか、きちっと知っておきたいと思っていましたので、ちょうどいい機会でした。セミナーの...
雑感、その他

mRNAのコード領域を「遺伝子」と呼ばないでください

今回は、mRNA、あるいは、mRNAのタンパク質のコード領域(cording region)のことを、「遺伝情報」とか「遺伝子」とか「Gene」とか、呼んでいる研究者がおられます。また、mRNAのコードからタンパク質が作られることを「遺伝...
雑感、その他

siRNA(small interfering RNA)について

これまで、mRNA、miRNAをテーマに取り上げてきていますので、siRNAをテーマにしないわけにも行かないと思います。ということで、今回は、siRNAをテーマにしたいと思います。ただし、ヒトなどの哺乳類の細胞にはsiRNA(内在性のsiRNA)は無いので、、その点がmRNAやmiRNAと大きく異なる点であります。
雑感、その他

遺伝子治療について

遺伝子治療について勉強しましたので、今回はそれをテーマにしたいと思います。以下は、私が勉強した内容です(間違っている箇所があったらごめんなさい)。
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