雑感、その他

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細胞内抗体医薬(続編)

今回は、前回のテーマの続編です。細胞内抗体医薬に関するアプローチには、以下のものがあります(再掲)。 細胞膜透過ペプチド(CPP)を使って、抗体を、細胞内に届ける 高分子ミセルを使って、抗体医薬を細胞内に届ける CPP...
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細胞内抗体医薬

先日、アルツハイマー病に関する、現在進行中の抗体医薬は、あくまで、神経細胞膜の外に蓄積するアミロイドβプロトフィブリルや、細胞外タウが標的であって、神経細胞内にある異常タンパクを標的にはしていない、ということを知りました。ですので、今回の...
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抗体医薬を細胞内に届ける?(続編)

『巨大分子のため,細胞内に構造・機能を保持したまま取り込まれるのは難しい』、あるいはもっと簡単に『抗体は細胞内に入れない』と、いろいろな資料に書いてあることは、先のブログでも触れました。参考資料(1)にも、抗体は巨大タンパク質なので細胞内...
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抗体医薬を細胞内に届ける?

以前、レカネマブに関するブログで、私の疑問について、以下の2点を掲げました。  (1)抗体は高分子なので、脳内に入らないのでは? (2)脳内でこの抗体はどういう働きをしているの? 実は、もう1点、疑問があったのですが、私の無知...
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高分子医薬を脳に届ける技術

アルツハイマー型認知症に対するレカネマブなど、脳の病気に関係する抗体医薬が目立つようになってきました。しかし、静脈から点滴で投与した抗体医薬の分量の約0.1%から0.5%しか、脳に入っていかないそうです。これって逆に言えば、脳に対する抗体...
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アルツハイマー型認知症の薬「レカネマブ」

アルツハイマー型認知症の薬として、エーザイとアメリカのバイオジェンの「レカネマブ」が、2023年1月にFDAによって迅速承認されたこと(資料(1))は記憶に新しいと思います。そして2023年6月10日、完全承認に向けて動き出しました(参考...
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mRNAは遺伝子のコピー?

いろいろなメディアで、mRNA(メッセンジャーRNA)は「遺伝子のコピー」だと、記述されています(例:資料(1))。はたして、mRNAは「遺伝子のコピー」なのでしょうか?(ここでは、mRNAは、ヒトなどの真核生物のmRNAを指すものとしま...
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mRNAのコード領域を「遺伝子」と呼ばないでください

今回は、mRNA、あるいは、mRNAのタンパク質のコード領域(cording region)のことを、「遺伝情報」とか「遺伝子」とか「Gene」とか、呼んでいる研究者がおられます。また、mRNAのコードからタンパク質が作られることを「遺伝...
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siRNA(small interfering RNA)について

これまで、mRNA、miRNAをテーマに取り上げてきていますので、siRNAをテーマにしないわけにも行かないと思います。ということで、今回は、siRNAをテーマにしたいと思います。ただし、ヒトなどの哺乳類の細胞にはsiRNA(内在性のsiRNA)は無いので、、その点がmRNAやmiRNAと大きく異なる点であります。
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遺伝子治療について

遺伝子治療について勉強しましたので、今回はそれをテーマにしたいと思います。以下は、私が勉強した内容です(間違っている箇所があったらごめんなさい)。
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