腸内細菌叢について詳しく知ろう

腸内細菌叢

今回は、私も勉強不足なので、腸内細菌叢について詳しく知ろうと思い、ネットを色々と調べてみました。その結果、この先生のお話が一番偏りがなく、お人柄も良いと思いましたので、ご紹介したいと思います。
その先生とは、京都府立医科大学の内藤裕二先生です。本も多く出版されているのですが、本を買うまでもなく、youtubeの動画でたくさんのお話が聞けますので、経済的であります(喜)。

そのyoutubeのURLをご紹介する前に1点、心に留めて留めておかなければならないことがあります。日本人の腸内細菌叢は、世界の中で特殊だ、ということです。日本人にはアルコールを分解する遺伝子を持った人が少ない、という特殊性が知られていますが、日本人の腸内細菌叢も特殊だということです。その例として「ビフィズス菌」について、以下に説明します。

「ビフィズス菌」は、善玉菌として有名ですが、日本人に、特にこの「ビフィズス菌」が多いそうです。日本人にビフィズス菌が多い理由は、日本人は、乳糖分解酵素(ラクターゼ)を発現する遺伝子を持っていない人が多いからだそうです。乳糖(ラクトース)とは、牛乳に多く含まれている糖類の一種です。この遺伝子を持っている人は、乳糖は小腸で、乳糖分解酵素によって分解されるのですが、この遺伝子を持っていない多くの日本人は、乳糖が小腸を通り過ぎて大腸まで届いてしまいます。大腸にはビフィズス菌がいるのですが、ビフィズス菌は乳糖を餌としているので、ビフィズス菌が増え、そのため、日本人が乳糖を食してもなんとか消化できている(この遺伝子を持たず、ビフィズス菌が不足する日本人は、乳糖不耐症と言って、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロすしたり下痢をしたりする症状を示す)、ということです。

ということは、日本人が戦後、学校給食で牛乳を多く飲むようになって以降、日本人の腸の中にビフィズス菌が多くなった、ということのようです。このように、遺伝子の違いや食生活環境の変化によって腸内細菌叢が変化するのですね(納得)。
参考:https://www.morinagamilk.co.jp/release/newsentry-3023.html

内藤先生のyoutube動画で、よかったな、と思ったのは、以下です。
【1】朝日新聞Reライフプロジェクト 腸活オンラインセミナー「大腸ケアで免疫力アップ、心と体を若返らせる」 2021年11月3日
https://www.youtube.com/watch?v=qzm3sxMScAw&t=26s

この動画で、私は以下のことが印象に残りました。
(1)『腸内細菌が全く無いマウスは、元気ではあるが、落ち着きがなく、学習能力がなく、興奮性のネズミになる』。最近、ちょっとしたことでキレル若者が多くなってきていますが、腸内細菌叢の乱れが原因かもしれませんね(私の感想です)。
(2)『マウスに、24時間餌を食べ続けさせる場合と、同じ量の餌を8時間食べさせ、16時間、餌を食べさせない場合を比較すると、24時間食べ続けさせる方が、肥満になる。つまり肥満になるかならないかは、「カロリーの量」ではない。空腹の時間を作るか作らないかの影響が大きい』。カロリーを気にしている人には朗報(笑)。
(3)『リコピンを含む食物(トマトなど)を食べると、大腸粘膜内のT-Reg細胞が増える。』。T-Reg細胞というのは確か、免疫機能の過剰反応を抑制する免疫細胞だったと思いますので、トマトはアレルギー抑制に効く可能性が示唆されています。アレルギーの人には朗報。
  参考:https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2021/files/29068.pdf

【2】朝日新聞Reライフプロジェクト オンラインセミナー「ウェルビーイングのための腸活」 2022年12月19日
https://www.youtube.com/watch?v=GlfJzgTlqP4

この動画で、私は以下のことが印象に残りました。
(1)カタカナ用語のお勉強ができました。ウェルビーイング、サルコペニア、ロコモ 、フレイル。私はIT系出身者なのでカタカナ用語の多さには耐性があるのですが、ライフサイエンスのカタカナ用語には、苦労しています(暴)。
(2)『筋肉を増やすためにタンパク質を摂取しても、そのタンパク質(アミノ酸)が筋肉になるという同化反応(アナボリック)が抑制されている場合、筋肉量は増えない。その同化反応(アナボリック)は、腸内細菌が鍵を握っている』。タンパク質ブームですが、その前に、腸内細菌叢を整えないといけない、ということですね(反省)。
(3)『大阪の枚方市に、3万円のふるさと納税すれば、腸内細菌叢の検査をしていただける』。とのこと。参考:https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1302436。(期限があるかもしれませんので、ご確認ください)。どうせどこかに納税しなくてはいけないのだから、これは朗報です(嬉)。腸内細菌叢の検査が、もっともっと身近になればいいですね。

(補足)「枚方市」の読み方ですが、どこかの大臣が「まいかたし」と読んだそうな。無理もないのかな。難しいですね、正しくは「ひらかたし」と読みます。

【3】「生命科学アカデミア」 京都府立医科大学 内藤裕二教授に聞く 腸内環境と老化の関係性、予防法とは? 2022年6月30日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000232.000026320.html

このURLでも、内藤先生のお話をyoutubeで聞く(見る)ことができます。私は、今日、これから聞こう(見よう)と思っています。


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